管理人what(ワット)です。
本記事では、出張先でモバイルwifiを使って快適にZoom会議ができるかどうか、実際の体験談をまとめます。
結論からお伝えするとモバイルwifiでも全く問題なく、Zoom会議が出来ました。
本記事では、以下の内容の詳細を皆様にお伝えしたいと思います。
- 出張先でZoom会議する際のモバイルwifiの選び方
- モバイルwifiでZoom会議を行った感想
- 今回使ったモバイルwifiレンタルサービス
- 出張先のZoom会議にあったら便利なガジェット
■目次 (クリック可能)
出張先でZoom会議する際のモバイルwifiの選び方
Zoom会議に必要な回線速度
Zoom公式によると、Zoom会議に必要な通信速度は以下の通りです。
Zoom会議 必要回線速度
会議の種類 | モバイル端末 | PC端末 | |
---|---|---|---|
WiFi使用時 | ミーティング、ウェビナーのパネリスト | ウェビナー参加者 | |
1対1ビデオ通話 | |||
高画質ビデオ | 600kbps(上り/下り) | 600kbps(上り/下り) | |
HDビデオ | 1.2Mbps(上り/下り) | 1.2Mbps(上り/下り) | |
1080pHDビデオ | 受信には1.8Mbps(上り/下り) 発信には1.8Mbps(上り/下り) |
1.2 Mbps(下り) | |
グループビデオ | |||
高画質ビデオ | 600kbps/1.2Mbps(上り/下り) | 800kbps/1.0Mbps(上り/下り) | |
ギャラリービュー/720pHD | 1.5Mbps/1.5Mbps(上り/下り) | 1.5Mbps/1.5Mbps(上り/下り) | |
1080pHDビデオ | 受信には2.5Mbps(上り/下り)発信には3.0Mbps(上り/下り) | 1.2 Mbps(下り) | |
画面共有 | |||
画面共有のみ(ビデオサムネイルなし) | 800kbps/1.0Mbps(上り/下り) | 50-75kbps(下り) | |
画面共有(ビデオサムネイルあり) | 50-150kbps(上り/下り) | 50-150kbps(下り) | |
オーディオVoIP | 60-80kbps(上り/下り) | 1.2 Mbps(下り) |
※日商エレクトロニクスHPより引用
赤字でマークした「グループ会議/1080pHD/受信には2.5Mbps(上り/下り)発信には3.0Mbps(上り/下り)」が最も高いZoomの要求ネット回線速度です。
モバイルwifiを選ぶ際には、この数値を確実にクリアできるものを選択しました。
自分が発信者か、受信者か?
Zoom会議用のモバイルwifiを選ぶ際、自分が主にプレゼンを行う発信者なのか、プレゼンを受ける受信者なのかが重要です。
Zoom会議の発信者か受信者かで求めれるネット回線速度が異なるからです。
僕の場合は、Zoom会議の目的は下請業者さんが作った部品のお客様への出荷前検査をリモートで行うことが目的でした。
自分が納品する部品をお客様に見て頂くのが会議の目的なので、自分は当然「発信者」です。
且つ、部品を細かく見て頂くためには高精細なビデオ発信が必要です。
従って、モバイルwifiを選ぶ際は3.0Mbpsが達成できること、特に動画をお客様に送る上り回線の速度を最重視しました。
モバイルwifiの回線業者
2021年現在、レンタル業者が提供しているモバイルwifiは、主に以下の回線業者のものです。
- Softbank系:Softbank、Ymoblie
- au系:au、UQmoblie
Docomoは、レンタル業者での取り扱いが極端に少ないので除外しています。
まずは結論ですが、Zoom会議用にモバイルwifiを選ぶなら、Softbank系一択です。
なぜかというと、au系回線は通信方式の仕様上、上り速度が遅いからです。
au系回線の通信速度ですが、理論値は最大25Mbps、実測値は大体5Mbpsにとどまります。
ちなみにSoftbankは、理論値50Mbps(4G LTE)、実測値約20Mbpsです。
web会議、特に発信者は上りの通信速度がかなり重要なので、上りの通信速度が他社よりも極端に劣るau系は選択すべきではありません。
僕が今回行ったZoom会議では、ホストのノートPCと手元拡大用のスマホの2画面で動画を取る予定でした。
従って、モバイルwifiの回線業者は、上りでZoomの必要回線速度3Mbps×2端末+αの10Mbpsの速度が安定して得られるであろうSoftbankを選びました。
モバイルwifiの端末
モバイルwifiの端末は、wi-fi5(IEEE802.11ac)に対応してさえいればなんでも良いです。
端末毎、バッテリー容量や重さ、同時接続数など細かなスペックの違いは確かにあります。。
ですが、Zoom会議に利用するだけなら、これらは重要じゃないので、通信速度だけ気にしておきましょう。
ちなみに僕はSoftbank E5383を選びました。
僕が使ったwifiレンタル業者で人気No.1の触れ込みで、実際無難にZoom会議を乗り切ってくれました。
モバイルwifiでZoom会議を行った感想
ここからは実際にSoftbankのモバイルwifiを使って、Zoom会議した感想をまとめます。
Softbankモバイルwifiの回線速度実測値
出張先でZoom会議を行う直前に測定した回線速度を公開します。
測定条件
- 測定時期:2021年9月初旬 午前10時頃
- 測定場所:大阪府大阪市郊外
- 測定ツール:Googleインターネット速度テスト
- 測定方法:モバイルwifiにPCとiPhoneを接続し、2台同時に測定開始ボタンを押す
- モバイルwifi:Softbank E5383
- 接続規格: WiFi-5 (PC、iPhoneともに)
fa-arrow-circle-rightまずは、iPhoneの測定結果から公開します。
結果は、ダウンロード:3.38Mbbs、アップロード:18.2Mbbsでした。
fa-arrow-circle-right続いてPCの通信速度の結果です。
結果は、ダウンロード:9.30Mbps、アップロード:2.90Mbpsでした。
合計でダウンロード:12.68Mbps、アップロード:21.1Mbpsの速度が確保できており、高画質ビデオの発信にも全く問題なさそうです。
特にアップロードが高速で、まさに狙い通りの結果となりました。
実際にモバイルwifiでzoom会議をやってみた
モバイルwifiの速度を確認できたので、早速お客様とzoom会議を行います。
Zoom会議は、当方ホストのパソコン×1、サブのiPhone×1、お客様2端末の合計4端末接続のグループ会議でした。
当方は、パソコンとiPhoneのビデオ常時オン、お客様も2端末のビデオ常時オン状態。
会議時間は2時間強でしたが、初めから終わりまで一度も音声もビデオが途切れることなく、普段会社や自宅でzoom会議を行う時と同じ感覚でした。
「モバイルwifiでZoom会議は快適にできるか?」という本記事の検証ですが、結論は「快適にできる」でした。
出張先のZoom会議にあったら便利なガジェット
出張先でzoom会議は、出張先の関係者を交えた多人数会議になることが通常だと思います。
多人数で相手とweb会議する場合、ノートパソコンのマイクとスピーカーでは性能が足りず、スムーズなコミニュケーションが困難です。
マイク、スピーカー付きのwebカメラは絶対に準備しておくべきものだと思ってください。
僕は下記のものを使っています。
PCのスピーカーよりも大音量で、PCのマイクよりも高性能、ビデオもキレイに映ります。
特にマイクがPC内蔵のものより高性能です。
webカメラから1.5m程度離れても自然に会話できますし、ハウリングもありません。
またwebカメラスタンドもあったほうが便利です。
三脚型よりも、下記の製品のような台座型のほうが、臨機応変にスタンドを動かしてカメラの向きやマイクの位置を変えやすく、便利だと感じています。
あとは、USB PD 100wに対応した充電器もあると便利です。
僕は、下記の製品を使っています。
パソコン、モバイルwifi、スマホと、web会議では電池残量が気になる機器がたくさんあります。
USB PD 100wに対応した充電器なら、全ての機器を一つのコンセントから同時に高出力で充電できるので、出先でも安心です。
USB PD 100w対応の充電器については、下記の記事で詳細に解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
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モバイルwifiでZoom会議は快適にできるか?出張先で試してみた!のまとめ
今回は、モバイルwifiで快適にZoom会議ができるのか、僕の実際の経験を含めてまとめてみました。
如何でしたでしょうか?
ワクチンでも新型コロナの完全解決とはならず、当面はweb会議を適宜使いながら仕事しなければならない状況が続きそうです。
いざという時の選択肢として、本記事が皆様の参考になれば幸いです。