本記事では、新潟県燕市のふるさと納税の返礼品でもらえるツインバード全自動コーヒーメーカーをレビューします。
ネット上の評判が良いツインバードの全自動コーヒーメーカーですが、メーカーのツインバード社が新潟県燕市の企業ということでふるさと納税の返礼品にもなっています。
筆者は2021年のふるさと納税で、このコーヒーメーカーを手に入れました。
- 貴重なふるさと納税の枠をこの製品に使ってよいのか?
- 本当にお得なのか?
- ふるさと納税の枠を使って後悔しないのか?
結論からいうと非常に満足していますので、本記事で徹底的に解説していきます。
■目次 (クリック可能)
ツインバード全自動コーヒーメーカーの概要
製品ラインナップは、最大で一度に3杯分のコーヒーを淹れられる CM-D457Bと、最大で一度に6杯分を淹れられるCM-D465の2種類です。
スペック | 3杯用 | 6杯用 |
---|---|---|
最大容量 | 450 ml(3カップ分) | 900 ml(6カップ分) |
ミル(豆の粉砕機) | 臼式フラットミル | |
コーヒーサーバー | ガラス | |
豆の挽き分け | 3段階(粗挽・中挽・細挽) | |
抽出温度 | 82℃または90℃ | |
寸法 (幅×奥行き×高さ) | 約160×335×360mm | 約 160×335×425 mm |
実勢価格(2022年6月現在) | 約34,000円 | 約38,000円 |
ふるさと納税必要寄付金額(2022年度) | 115,000円 | 125,000円 |
ふるさと納税還元率 | 約29.5% | 約30.4% |
付属品 | 計量カップ、お手入れブラシ、ペーパーフィルター、取扱説明書(保証書付)、ガイドブック、かんたんガイド |
ツインバードの全自動コーヒーメーカーって何が良いの??
付属のコーヒーミルが良い
家庭用コーヒー豆のミル(粉砕機)は、大きく分けてプロペラ式と臼型の2種類があります。
どちらの方式を選べばよいのかの結論ですが、
- コーヒーの味を重視するなら臼式
- 洗うことを重視するならプロペラ式
が良いです。
そしてツインバードの全自動コーヒーメーカーは、味重視の「臼式」のコーヒーミルを採用しています。
プロペラ式はミル底面のプロペラを高速で回してコーヒー豆を粉砕します。
以下のように、フードプロセッサーやジューサーと同じような見た目をしています。
臼式ミルは、2枚の刃を向かい合わせに設置した構造をしています。
石臼に違い構造です。
片側の刃を回転させることで、コーヒーマメを噛み込み、すり潰して粉砕します。
臼式のコーヒーミルは、プロペラ式に比べて低回転で熱が発生しづらく、コーヒーの香りが飛びにくいのがメリットです。
その上、粉の大きさが均一になりやすい特徴もあります。
コーヒー豆を噛み込む粉砕機原理上、毎回おなじくらいの力が豆に加わり粉砕されるからです。
プロペラ式の粉砕機は、構造がシンプルで安価、清掃性が良く、ミルをコンパクトに出来ます。
ただし原料を叩き砕く原理ゆえにプロペラを高速で回す必要があり、熱が出やすいのがネック。
さらにプロペラへの豆の当たり方が毎回ランダムなので、粒の大きさが不揃いになりやすいデメリットもあります。
ツインバードの全自動コーヒーメーカーは臼式で、刃は新潟県燕市産です。
燕市は江戸時代からの刃物の街。
臼式+燕市の高品質の刃で、コーヒー豆を美味しく砕けるのがツインバードの売りです。
プロのハンドドリップを再現したシャワードリップ
ツインバードのコーヒーメーカーは、コーヒー界レジェンドと呼ばれる田口護氏が監修しています。
- 2000年沖縄サミットの首脳晩餐会にコーヒーを提供
- 日本スペシャリティコーヒー協会元会長
- 辻静雄食文化賞受賞
50年以上コーヒーに携わったプロ中のプロの監修により、水量・湯温・蒸らし時間・ドリッパーリブの高さなどコーヒーを淹れる手順を検証。
結果、ツインバードの全自動コーヒーメーカーは、誰でも手軽に専門店の味を楽しめることを売りに出来るコーヒーメーカーに仕上がっています。
ツインバード全自動コーヒーメーカーの口コミ・評判
ツインバードの全自動コーヒーメーカーについて、ネット上の口コミを探してみましたので、以下にまとめます。
良い口コミ
最近買った豆から淹れるタイプのコーヒーメーカー。みんながいいぞと言うデロンギも考えたけど、置く場所なかったので、コンパクトで評判の良いツインバードにしてみた。
メンテも楽だし、コーヒーは美味しいし、特に言うことなし。2週間経ったけど、毎日2回くらい使ってる pic.twitter.com/tgYwAeDsXT
— NEKOPLA 斎藤 (@kawausokawauso) April 3, 2022
この前買った、ツインバードのコーヒーメーカー、高いだけあって、コーヒーの味が随分としっかり出て、豆は同じなのに別なコーヒーに感じるくらい美味しい。
比較的対象はパナソニックNC-A57-K。https://t.co/XfRRS1uBFK pic.twitter.com/2kpMWTPiG3— tkis (@t_kis) March 19, 2022
燕三条ふるさと納税のツインバードのコーヒーメーカーがお家に来てQOLってヤツが爆上がりしてます。珈琲豆から全自動で美味しい珈琲が飲める…部屋中に立ちこめる珈琲の良い香りの多幸感たるや〜☕️🤤💕💕 pic.twitter.com/tFveOqwPzu
— ペソコ (@pesocoppe) April 6, 2022
悪い口コミ
ツインバードのコーヒーメーカー悪い口コミ削除されるんかってくらい良い口コミしか無いんやけど、我が家には合わんかった。説明書通りに作っても美味しくない😩めっちゃ濃くなる😢
— saya (@199x122x) April 23, 2022
ふるさと納税で届いたツインバードの全自動コーヒーメーカーでコーヒーを淹れてみた
コーヒーメーカーは、ふるさと納税申し込み後、約1週間で届きました。
早速設置します。
コーヒーミルがついている分、今まで使っていた粉用のコーヒーメーカーよりもちょっと背が高いです。
ですが、シンプルで高級感があるデザインで、無印のカップボードによく合います。
我が家で愛飲しているのは、カルディのイタリアンローストです。
深煎りのイタリアンローストに合わせた淹れ方の設定を取説で確認します。
豆の量が前のコーヒーメーカーより多く必要なのが気になりますが、、、まぁ取り合えずやってみましょう。
ツインバードの全自動コーヒーメーカーがコーヒーを淹れるプロセスを動画を取ってみたので、どうぞ。
スイッチを入れてからコーヒーを淹れ終わるまで、夫婦2杯分で約7分。
今までのコーヒーメーカーは1~2分程度だったので、少し時間がかかるようになりました。
とにかくコーヒーを淹れ終わったので、早速飲んでみます。
ツインバードの全自動コーヒーメーカーで入れたコーヒーの感想ですが…、
一言でいうと濃い
めっちゃ濃い
普通のコーヒーとエスプレッソの中間くらいに感じる、そのくらい濃いです。
そして脳内でカフェインが作用している感覚がします。
豆の量が今までのコーヒーメーカーよりも多いことも影響しているはずですが、コーヒーってこんなに濃く抽出出来るんだなと思いました。
これはきっと喫茶店で本を読みながら時間をかけて飲むコーヒーですね。
そこで前のコーヒーメーカーの計量スプーンを使って、前のコーヒーメーカーと同じ豆の量に減らしてみました。
同じ豆の量でツインバードの全自動、パナソニックの通常コーヒーメーカーのコーヒーの味を比較すると…
うん、これでもはっきり違いがわかる
ツインバードのほうが濃厚です。
よりカルディ/イタリアンローストの特徴の香ばしさがはっきり感じられます。
と妻も満足していました。
またコーヒー豆を粉砕するときにブワ~っと家の中に広がるコーヒーの香りも全自動コーヒーメーカーの魅力と感じました。
香ばしいコーヒーの香りで優雅な朝を過ごす。
それだけで毎朝仕事を頑張る気になれるのが不思議です。
またコーヒーが美味しくなった原因は
- 豆を飲む直前に挽いているからなのか?
- それともツインバードのコーヒーメーカーのドリップが良いのか?
のどちらなのかを確認するため、以下の条件でコーヒーを淹れて飲み比べしてみました。
- 豆から×ツインバード
- 粉から×ツインバード
- 豆から×従来のコーヒーメーカー
- 粉から×従来のコーヒーメーカー
※粉・豆ともにカルディのイタリアンロースト
※豆から×従来のコーヒーの条件では、ツインバードのミルで挽いた豆を使用
※コーヒーの量は、同重量で揃える(投入量ベース
結果は以下の通りです
fa-arrow-circle-right豆から×ツインバード<粉からツインバード≦豆から従来<粉から従来
その場で豆から淹れるのとドリップの両方とも、コーヒーの味には欠かせない要素のようですが、若干豆の要素が大きいと読み取れる結果でした。
ツインバード全自動コーヒーメーカー:日常の手入れはどう?
ツインバードの全自動コーヒーメーカーの手入れは簡単です。
日常的にはデカンタとドリッパーの水洗いと注水口周りの拭き取りでOK。
その他、週一程度でミルの清掃を行います。
ミルの清掃は付属のブラシで中に残った粉を掻き出すだけ。
3分で終わります。
あとは定期的に水タンクのクエン酸洗浄が必要です。
水道水のミネラルが固まってしまうので、出来るだけこまめにやりましょう。
ツインバード全自動コーヒーメーカーの良かった点
ツインバードのコーヒーメーカーを購入して、良かったと感じていることは以下の3点です。
買ってよかった点
- 粉からドリップするタイプのコーヒーメーカーからはっきり味の違いを感じられる
- 構造や操作感がシンプルで素人でも扱いやすい
- 所有欲を満たすオシャレなデザイン
ツインバードの全自動コーヒーメーカーを買ってよかったことで真っ先にあげたいこと。
それは「コーヒーの粉からドリップするタイプ」からのレベルアップをはっきりわかる形で感じられたことです。
よりおいしいコーヒーを求めて、全自動タイプのコーヒーメーカーにステップアップしたわけですが、粉から淹れたコーヒーと豆から淹れたコーヒーの違いがここまではっきりわかるとは思ってませんでした。
また2つ目は、構造や操作方法がシンプルでコーヒー初心者でも違和感なく使えること。
設定はツマミの切り替えのみ、操作はON/OFFのみのシンプルさ。
液晶画面もありません。
設定は
- ミルでの粉砕の細かさ(粗・中・細)
- 抽出温度(82℃・90℃)
の2種類のみで、後はコーヒー豆の量で味を調整します。
簡単ですが、コーヒーにそれほど詳しくない人でも豆にあった淹れ方を試しやすくちょうど良い感じです。
ツインバードの全自動コーヒーメーカーを買ってよかったと思った点の3つ目は、オシャレで所有欲を満たす外観です。
定価40,000円、流通価格35,000円にふさわしいスタイリッシュな外観が大きな魅力の一つ。
光沢パーツも液晶もなく、長く使っても見た目がくたびれにくく、キッチンで存在感を放ち続けてくれそうです。
iPhoneなどのブランド家電を購入した時と同じ満足感があります。
ツインバード全自動コーヒーメーカーの悪かった点
良かった点に続いて、ツインバード全自動コーヒーメーカーの悪かった点、改善してほしい点をまとめます。
分解洗浄性は標準
水タンクが取り外し不可で、ミルは水洗い不可です。
昨今の大手家電メーカーの調理家電は細かな部品も水洗い構造になっている中、正直言って
と思ってしまいました。
だだミルについては
- 洗えるミルがむしろコーヒーミル全体で少数派(一部のプロペラ式やセラミック刃のミルのみ)
- ミルとドリッパーが完全に分離していて、ドリップ中の湯気をさえぎるシャッターまでついているので、ミルの中は常に乾燥している
- ミルの構造がシンプルで清掃が簡単
という点から、まあ水洗いできなくても良いかな?と感じています。
水タンクについては、7年ほど前に購入した我が家の前のコーヒーメーカーですらタンクを取り外せましたので、イマドキどうなの?といったところ。
ですが、正直言うと前のコーヒーメーカーはタンクが外せてもそんな頻繁に洗ってなかったので、デメリットは小さいと思っています。
ただ妻から
という意見をもらったので、はっきりデメリットとして協調させてもらいます。
水タンクは取り外せませんが、代わりにクエン酸洗浄用ができるよう専用のメンテナンス運転モードが設定されています。
ツマミをcleanにセット、クエン酸小さじ1杯とコーヒー3杯分の水を入れて運転するだけ。
クリーニングが終わったらツマミをdrainにセットして、コーヒー3杯分の水で3回すすげば完了です。
水タンクだけでなく、機械内部までしっかりメンテナンスできる洗浄モードがついているので、水タンクが取り外せなくても特に問題ないと我が家では考えています。
背が高い
ツインバード全自動コーヒーメーカーの悪かった点の2点目は、機械の背が高いことです。
我が家では無印のカップボード上に置いていますが、高さがギリギリです。
3杯用でこれなので、6杯用の場合はカップボードに置くのは不可能と思われます。
カップボードにツインバードの全自動コーヒーメーカーを置こうとお考えの方は、慎重にサイズ確認してから購入ください。
ツインバード全自動コーヒーメーカーの総評|ぶっちゃけ買いか?
それではツインバード全自動コーヒーメーカーの総評をまとめていきます。
結論からお伝えしますと、
- 現在、粉用のコーヒーメーカーを使っていてもっと美味しいコーヒーを飲みたい
- でも手動ミルやバンドドリップはハードルが高い…
そんな方なら買いです、すごく満足できると思います。
特にふるさと納税の返礼品として受け取る場合、実質負担はたった2,000円で満足感が高いです。
我が家では到着から半年経ちましたが、未だ「良い買い物をしたおトク感」に包まれてます。
還元率も30%ほどあり、節税効果も十分です。
僕たち夫婦は理屈ではなく感情で満足していますが、あえて満足感の理由を分析すると以下の通りです。
- 全自動コーヒーメーカーとしての性能が良く、粉から豆へのランクアップをはっきり感じられる
- 毎日手軽に使える、週末しか使わない凝った料理用の調理家電とは違い日々の生活に直結している
- インテリアとしてもオシャレで所有欲が満たされる
コーヒー好きの方なら買って間違いないと思います。
またふるさと納税を利用せずに買う場合でも、ツインバード全自動コーヒーメーカーには実勢価格3万5000円の価値があると思います。
ミル付の全自動コーヒーメーカーを調べ始めると、最初は安価なプロペラ式が魅力的に思うかもしれません。
ですが、豆からコーヒーが飲みたいと思ってるコーヒー好きはいずれ
とおそらく考えると思うんですよね。
ツインバードの全自動コーヒーメーカーを買っておけば、次はもうこだわりの手動ミル、バンドドリップの世界しかなく、
と後悔しにくいと思います。
ふるさと納税で来たツインバードの全自動コーヒーメーカーをレビューのまとめ
今回は、ふるさと納税の返礼品でもらったツインバードの全自動コーヒーメーカーについて記事にまとめました。
ツインバードの全自動コーヒーメーカーを手に入れて、以前のコーヒーメーカーからわかりやすく自宅のコーヒーのレベルをステップアップできました。
我が家では毎朝必ずコーヒーを飲みます。
そして毎日かならず飲むもののクオリティアップは、予想以上に満足感が高く、今この記事を書きながら「いや~、マジで買ってよかったな~」という感情に浸っています。
皆さんも是非検討してみてください。