管理人のwhat(ワット)です。
我が家は共働き夫婦と子供2人の4人家族です。
結婚6年目にして、思い切って建売戸建住宅を購入。
新しい広い家で家族4人、楽しい生活が待っているはずでした。
ところが新築戸建に越してから2週間後、子供が病気になり、その後半年も入院してしまいした。
幸いにもその後、子供は無事に退院出来たのですが、一時は一家のライフプランを大きく転換せざるを得ないと考えたほど、大きなインパクトがありました。
本記事では、子供が長期入院することになった場合の共働き夫婦の生活、仕事、お金のリアルをまとめます。
■目次 (クリック可能)
新居に引っ越して2週間で上の子供が入院
新居に越して2週間後、上の子供が体調を崩しました。
街のクリニック→市内の大病院→県で一番大きい小児病院と渡り歩き、子供は厚労省指定の難病と診断されました。
幸い難病といっても、命にかかわったり一生通常の生活ができないという類のものではありませんでしたが、即入院です。
治療の経過があまり良くなく、そのまま半年も入院することになってしまいました。
子供が入院中の共働き夫婦の生活
上の子は当時三歳になったばかりで小さく、当然ですが基本毎日面会が必要でした。
下の子は離乳食が終わったばかりで手がかかる時期で、しかも感染症対策で面会に連れていけません。
夫婦共に地方から首都圏に出てきているので、実感の支援は得られず。
夫婦で散々話し合った結果、上の子は私、下の子は妻という役割分担で対応することにしました。
妻は仕事が終わったら下の子の保育園の送迎、食事風呂寝かしつけ、その他家事を1人で対応。
僕は定時ダッシュで上の子の病院、病院から帰ってきたらパソコンを開いて仕事の続き。
土日は僕が下の子の面倒と家事、妻が通院。
そんな生活が半年続きました。
子供のことで親が泣き言はあれですが、正直に言って、肉体的にも精神的にもかなりキツかったです。
幸いにして半年で退院できたのでなんとかやり抜くことが出来ましたが、もうプラス半年は耐えられなかったと思います。
即ち、夫婦のどちらかが休職または退職せざるを得なかったということです。
どのくらい子供と面会できる?付き添い義務はあるのか??
子供の入院中、どのくらいの時間子供と面会できるのか?
逆にどのくらい立ち合い義務があるのか?
この記事をお読みになっている方は気になると思いますのでまとめてみます。
結論からいうと、病院の規模によって変わります。
僕は、下の子が3か月の時に一回普通のの病院、今回の上の子の入院では市内の一番大きな病院、県内で一番大きな小児病院の計3医院を経験しました。
病院側の対応はいずれも異なっていて、まず下の子が普通の病院で入院したときは24時間付き添い義務がありました。
病院は病気の治療だけ、子供の面倒を見る責任は両親という形です。
一方上の子が入院した二つの大きな病院には保育士さんがいて、子供の世話をある程度してくれるので、常時付き添いは不要でした。
市内の一番大きな病院では、1日の中で面会可能な時間が決まっていて、時間内であれば出入り自由。
県内の一番大きな病院では、IDカードを渡され、24時間出入り自由でした。
ただしわが子が入院していた時は2020年からのコロナ渦のため一時的に、面会可能時間と人数、一日の滞在時間上限がありました。
長期間の入院が余儀なくされる病気は大体大病院に回されるはずです。
そして大きな病院では親が仕事終わりにしか面会に来れないことをある程度想定した体制になっていました。
子供が半年入院してかかった自己負担費用
子供は高額医療に引っかかる病気でしたが、市の子供医療費助成のおかげで、医療費は全く支払う必要はありませんでした。
市外の病院に入院したため、高額医療費負担限度額を病院に支払い→後日、市から還付の手続きの必要がありましたが、ささいなことです。
但し、入院中の食事代等、実費負担が必要な費用もあります。
僕の子供が入院した病院では、1ヶ月の自己負担費用は4万円ほどでした。。
共働きであればなんとか耐えられる負担です。
子供が長期入院すると保育園をやめなくてはいけない?
子供が長期で入院した際に、保育園を休める期間は自治体によって異なります。
保育園を長期欠席する場合は、各自治体の保育課に申請する必要があります。
僕の住んでいる市では、保育園欠席期間の限度は3ヶ月でした。
つまり原則は入院が3か月以上になった場合は一度保育園を退所しなければならないということです。
ただ、わが子のケースでは3か月を過ぎた時点で即退所とはなりませんでした。
あと1~2ヶ月で退院できる見込みと病院から言われているを市役所に伝えたところ、猶予をもらえることになったのです。
これがもし最初から半年とか1年の入院が必要なことがわかっていたら、一度退園しなければいけなかったと思います。
認可外の保育園を探すことも必要になるでしょう。
子供が半年入院して共働き夫婦が感じたこと
共働き前提の住宅ローンのリスク
子供が入院して、共働きを続けられない状況が物凄く簡単に訪れることを知りました。
恐らく、後少しでも入院が長引いていたら保育園を一度退所になっていたはずです。
また保育園に関係なく、共働きのまま、毎日子供の面会に行くのは心身の限界に来ていました。
本当に良く頑張ってくれました。
後少しで共働きが続けられない状況まで追い詰められた身としては、共働き前提の借入額の住宅ローンはリスクが高過ぎると痛感しました。
子供が入院してわかった首都圏で子育てをするメリット
地方から首都圏に出てきての子育ては、実家に頼れない等大変な面が多いです。
ですが、今回子供が半年も入院して、首都圏がいかに生活インフラの面で恵まれているかはじめて実感しました。
僕の子供は厚労省指定の難病を患いましたが、入院先は自宅から徒歩と電車で30分程度の場所です。
首都圏はインフラが集中しているので、難病であっても自宅から遠くない場所に診てもらえる大きな病院がありました。
これが仮に僕が地元に住んでいたとしたら、通院に高速で1時間程度かかっていたはずです。
夫婦のどちらかが仕事を辞めるか休職しなければ、子供と毎日面会はできなかったと思います。
親もしっかり休まないと潰れる
子供が入院して、一番大変なのは子供です。
それは当たり前なのですが、親も相当どころじゃなく潰れかねないほど大変です。
家族の長期入院を乗り切るためには、世話する側の休息の取り方が大事になってきます。
子供になにかあると「大変なのは子供、親がしっかりしなきゃ!」という思考になって無理をしがちです。
ですが長期間子供が入院する場合は、休息を取って疲労・ストレスに対処することも親の義務と考えましょう。
我が家では、定期的に夫婦のどちらかが完全フリーになる時間を作りました。
気晴らしに友達と遊んだり、買い物に行ってもいいし、ゴロゴロしてダラダラ過ごすのもよし。
とにかく1人になれる完全に自由な時間を夫婦で相談しながら作ってリフレッシュに努めました。
常に気を張ったままだと潰れます。
子供が長期入院した共働き夫婦の生活、仕事、お金のまとめ
本記事では、共働きで子供の入院に対処した経験をまとめました。
共働きだと世帯収入がそれなりとなり、気が大きくなってしまいがちですが、今回の経験でいつ夫婦のどちらかが仕事を辞めなくてはいけなくなるかわからない、ということを学びました。
家族の生活を守るためには、普段から家計を引き締め、いざという時に備える必要があります。
また、まだまだ時間はかかると思いますが、副業のブログを軌道に乗せて収入を増やしていく努力も続けていかなくてはいけないと痛感しました。
これからも妻と協力しながら、家のことを効率化し夫婦ともに副業や自己啓発の時間を確保して、いざという時にお金に困らない生活を目指したいです。